ニット衣類は、夏も涼しく着ることができるアイテムですが、着る時期として思い浮かべるのは、やはり秋冬の季節ですよね。
子供服ブランドPETITMIG(プチミグ)ライターの桜まるこです。
ニットは、着こなしもですが、お手入れによってながく着ることができるので、「おしゃれ上級者のアイテム」とも言われています。
今回は、ニットのお手入れ方法や洗濯の仕方・必要なアイテムをご紹介します。
ご家庭でのお手入れに揃えておきたいアイテム
ニットのお手入れに必要なアイテムをご紹介しますね。
ニットはそのまま洗濯機に入れて洗濯をしてしまうと、伸びたり縮んだりします。
ニットを長く着たいと思うならば、それなりのお手入れと道具が必要です。
ただそれらの道具は、ニットのみで使用するアイテムではないので、ひと通り揃えておけば、衣類のお手入れをするときに役に立ちますよ。
洋服ブラシ
洋服ブラシといってもいろいろな製品がありますので、おすすめをご紹介しますね。
【洋服ブラシのおすすめ】
- 天然の毛
- 手に合うもの(握りやすい・持ちやすい)
- 毛の部分が密集しているもの
洋服ブラシは、ニットだけでなく、フォーマルウェアのほこりや汚れ落としもできますので、一つ持っていれば重宝します。できれば用意しておきましょう。
洗濯ネット
ニットを畳んだ時にピッタリサイズになる大きさのものがおすすめです。
洗濯機で使う時は、ネットの中でニット衣類がくちゃぐちゃにならないようにすれば、ニットが伸びることはありません。
100均ショップでも洗濯ネットはいろいろなサイズがありますし、他の洗濯にも使用できるので、用意してみてくださいね。
肩幅の広いハンガー・平たく置いて干せるネットハンガーの用意
ニットのお手入れをする時には、針金のハンガーを使うと型崩れをおこしてしまうこともありますので、肩の部分が広くなっているハンガーを使ってお手入れをしましょう。
そして、ニットを洗った後も、針金のハンガーを使用すると、伸びたり型崩れをおこしやすくなるので、平たく置いて干せるハンガーを使って干しましょう。
ニット衣類を長持ちさせるお手入れ方法
ニット衣類は、おしゃれアイテムとしてかなり重宝しますが、他の衣類と比べると、簡単に洗濯していいのか迷いますよね。
そこで、ニット衣類のお手入れ方法をご紹介します。
毛玉ができないように、洋服ブラシでニットを整える
衣類同士がこすれ合って摩擦することで毛玉ができます。
特にニットは、毛玉ができやすい衣類です。
そこで洋服ブラシを使い、ニットの表面をほぐすように撫でていけば、毛玉ができにくくなります。
もしも毛玉ができている場合は、小さいハサミで生地を切らないようにカットしていきましょう。
大量に毛玉がある場合は、毛玉カッターでのカットがおすすめです。
ニットの汚れを落とすためにブラッシングをする
毛玉ができないようにブラッシングするのと同時に、ニットに絡まった汚れを落とすためにも、ブラッシングは必要です。
ブラッシングだけで落とせる汚れもありますし、シミができていないかのチェックもできます。
秋冬物のニットは何回か着た後に洗濯しますが、シミができていたら、なるべく早くシミを落として洗濯をしないとシミが落ちなくなるため、洋服ブラシを使いながら、汚れのチェックをしていきましょう。
シミを発見したら、シミを落として洗濯をする
シミを発見したら、なるべく早めにシミを落としていきましょう。
固形の汚れは、ティッシュでつまんで落とします。
衣類の裏側に、硬く絞った布を当てて、シミを布に移すようにトントンと叩いて落としていきます。
シミ抜き用の洗剤を落とす必要があるので、シミを落とした後は、洗濯機か手洗いでニットをきれいに洗いましょう。
衣類のお手入れ【洗濯方法】
ニットにシミが見つかり、染み抜きをした後、洗濯をしておかないと輪のようなシミが残ることがあります。
これは、シミ抜きの時に使った洗剤がシミになって残ってしまった跡です。
そして、ニットの季節が終わり保管する時も、きちんと洗濯をしてきれいにしてから保管しないと「黄ばみ」になってしまうことがあります。
ちなみに…普段ニットを着ていて疑問に思うこと、
それは、いつニットを洗濯すればいいのか。
答えは、ニットを洗濯するのは、大体2~3回くらい着た後またはにおいが気になる場合には洗濯をした方がいいでしょう。
そこで、お手入れ方法として「洗濯の仕方」もご紹介しておきますね。
ニットの洗濯方法【手洗い編】
ニットは、手洗いで洗濯をするのがおすすめです。
手洗いは「正直、面倒」と思うかもしれませんが、洗濯機で洗うよりも伸びることが少ないので、ニットにとって優しい洗濯方法です。
ニットの手洗い方法①「必要な道具を用意する」
まずは、ニットを洗うためのものを用意していきましょう。
【用意するもの】
- ぬるま湯(常温の水)
- 中性洗剤
- ネット
- ゴム手袋
桶やバケツを用意してもいいのですが、洗面台は、お湯が出ると思いますので、洗面台で洗濯をすれば余計な道具を用意しなくてもいいですよ。
ぬるま湯で洗うのは、皮脂汚れを落としやすくするためです。
冷たい水は、油分を固くしてしまうし、洗う時に手が冷たくなるので、ぬるま湯か常温の水で洗いましょう。
洗剤を入れたぬるま湯の中で、素手で洗うと手が荒れることもありますので、ゴム手袋を着用して洗いましょう。
ニット衣類の手洗い方法②「ぬるま湯・常温の水で押し洗い」
ネットに入れたニット衣類を、中性洗剤を入れたぬるま湯か常温の水に入れて、優しく押し洗いをします。
ごしごし洗いは厳禁です。
ニットの手洗い方法③「きれいな水ですすぐ」
優しく押し洗いをした後は、きれいな水で洗剤が無くなるまで、すすぎましょう。
お風呂の残り湯を使っての洗濯は、ニットに雑菌が付く恐れがあるので、おすすめしません。
最初から、綺麗な水で洗ってすすいでいきましょう。
ニットの手洗い方法④「脱水をする」
洗濯機で脱水のみができる場合は、洗濯機の脱水機能を使っても大丈夫ですよ。
ただし、脱水の時間は20秒ほどにしましょう。
長くかけすぎると、生地が傷んでしまう場合があります。
洗濯機の脱水機能を使わない場合は「バスタオルで水分を取る」という方法があります。
バスタオルを洗ったニットの上下に敷いて、押しながら水分を取っていきましょう。
くれぐれも、雑巾絞りのように、ぎゅっと絞るのは厳禁ですよ。
ニットの手洗い方法⑤「干す」
この時、針金ハンガーではなく、平たく置けて干せるハンガーで陰干ししましょう。
このハンガーが無い場合は、洗濯籠やお風呂の蓋に干すという方法もありますが、ニットを着こなして、おしゃれのバリエーションを増やしたいと思っている人は、思い切って用意した方がいいです。
一度購入しておけば長く使えるものですので、これからニットが増えても困りませんよ。
ニットのお手入れ「干した後」
ニットを干して取り込んだ後、もしもニットのふんわり感が無くなっていたら、アイロンの蒸気を当てて、復活させましょう。
サマーニットは、軽くて薄い風合いの生地が多いので、アイロンの蒸気を当てる必要はありませんが、秋冬ニットの場合は、ふんわり感が大切ですので、損なわないようにしていきましょうね。
ここで、アイロンを押し当ててしまうと、さらに生地がつぶれてしまうので、押し当てないように注意しましょう。
アイロンの蒸気を当てて、ふんわり感が復活したら、湿気を取るために、少しの時間ハンガーにかけて風を通しておきましょう。
湿気が取れたら、ちゃんと畳んで保管しましょう。
ここで、ハンガーにかけっぱなしにしてしまうと、型崩れや伸びるという状態になってしまうので、注意が必要です。
ニットの洗濯方法【洗濯機編】
洗濯機のコースで、優しく洗えるコース(手洗い・おしゃれ着洗いなど)があれば、利用していきましょう。
基本的に、洗ったニットを干す方法や保管の仕方は、手洗いの時と同じです。
ニットを洗濯機で洗う方法「ネットに入れる」
ニットを、洗濯機で洗う場合は、衣類を裏返してネットに入れます。
その時、よごれが多い「袖口や襟元」が、表に出るように折りたたんでネットに入れましょう。
ニットにビーズやリボンなどの飾りがついている場合も、裏返しにしてネットに入れると、飾りが落ちにくくなりますよ。
ニットを洗濯機で洗う方法「洗濯をする」
洗濯機でニットを洗う場合は、優しく洗えるコースを使用して洗いますが、脱水時間も気にしておいてください。
コースの脱水時間が、1分以上と長い場合は、脱水だけ別にしましょう。
1分以内の場合は、そのまま脱水までおこない、終わったら手洗いの時と同じように干して乾燥させましょう。
ニットを洗濯するときの注意
ニットは、自宅でも洗濯できますが、生地によっては注意が必要なので、しっかり確認しておきましょう。
ニットが色落ちしないか確認
ニットに限らず、どのような衣類に対してもですが、必ず「色落ち」の確認が必要です。
洗濯は、洗剤を使って洗いますから、色落ちしてしまう可能性があります。
色の薄いニットの場合は問題ないかもしれませんが、華やかな色合いのニットの場合は、その色合いが損なわれることもありますので、注意が必要です。
【色落ちの確認方法】
- ニットの目立たない部分に、洗剤を少しつけて5~10分ほど放置
- 洗剤をふき取り、色が落ちてないかを確認する
これで色が落ちていなければ、ご自宅で手洗いや洗濯機でも大丈夫です。
もしも色落ちしている場合は、クリーニングに持っていくようにしましょう。
洗濯できる生地かどうか確認
ニットは、いろいろな種類の生地でてきています。
ウールやカシミアはよく耳にすると思いますが、素材によっては自宅で洗濯ができない生地もあるので、注意が必要です。
【自宅で洗濯できる生地】
- ウール(羊毛)
- コットン(綿)
- カシミア(山羊)
【自宅で洗濯できない生地】
- 絹
- 洗濯タグに「手洗い不可(桶マークに×)」の表記があるもの
ニット衣類を購入するときに注意しておきたいこと
初めてニット衣類を購入する場合に注意しておきたいことをご紹介します。
ニットを購入する時に確認「洗濯表示タグ」
ニットには、化学繊維と天然繊維があります。
化学繊維でもクリーニングが必要な場合もありますし、それぞれに取り扱いが変わってくるので、必ず購入前に洗濯表示タグを確認しておきましょう。
自宅で洗濯できる場合は、「桶のマーク・手洗いマーク」が表示されていますが、クリーニングが必要な場合は「水洗い不可(桶のマークに×がついている)」が表示されています。
頻繁に着用したいと思うニットは、自宅でお手入れができたらリーズナブルです。
ですが、頻繁にクリーニングに出さないといけない場合は、お気に入りでも着なくなってしまう可能性があります。
お手入れは自分でできるものを選んだ方が、後が楽になりますよ。
PETITMIG(プチミグ)おすすめの新作ニット
ここでPETITMIG(プチミグ)のおすすめ新作ニットをご紹介します。
ニットは、保温性が良いので、子供たちも温かく過ごすことができます。
年々、寒さも厳しくなってきていますので、寒い冬でも元気に過ごしてほしいですね。
PETITMIG(プチミグ)の新作ニット「knit E1 cardigan」
コットン100%の着心地のいいカーディガンです。
肌寒い時に羽織ってもいいですし、中にハイネックを着て重ね着すれば、寒い時期にも温かく過ごすことができます。
網目のデザインが、可愛らしさだけでなくエレガントさも引き立ててくれますよ。
PETITMIG(プチミグ)の新作ニット「knit E2 cardigan」
ユニセックスのカーディガンです。
高級感漂うリブ編みと、木製のボタンが上品なシンプルさを引き立たせます。
コットン100%なので、ご自宅でのお手入れもできますよ。
クリーニングに出す場合は、ボタンの取り扱いにも注意が必要です。
必ずクリーニングショップに確認してからお願いするようにしましょう。
PETITMIG(プチミグ)の新作ニット「Knit E3 border」
とても可愛らしいセーラーカラーがポイントのニットです。
暖かさを感じるブラウンのボーダーは、シンプルで男女問わず着用できます。
コットン100%なので、ご自宅でのお手入れもできますよ。
PETITMIG(プチミグ)の新作ニット「knit E4 high neck」
ハイネックのシンプルなリブ編みのニットです。
レーヨンは汚れが落ちやすいという特徴がありますが、破れやすいという欠点もあります。
ですので自宅で洗濯をする場合は、なるべく手洗いで優しく洗いましょう。
PETITMIG(プチミグ)の新作ニット「knit E5 frill」
袖肩の部分にフリルがついていて、可愛らしいですが上品なニットです。
BlackとWhiteの2色展開で、どちらの色もとてもコーディネートしやすいですよ。
素材はレーヨンとポリエステルですので、自宅で洗う場合は、優しく手洗いがおすすめです。
ニットのお手入れ方法|まとめ
今回は、ニットの普段のお手入れ方法や洗濯の仕方・必要なアイテムをご紹介しました。
ニットは、お手入れに手間がかかることから、購入を控えてしまう衣類の一つでしょう。
ですが、ニットはとても暖かい素材で作られていますし、お手入れと保管次第でながく着用することができるのです。
シーズンごとに新しく購入するのもいいですが、ニットは流行りに左右されにくいので、何年着ても「流行おくれ」にはならないアイテムです。
衣類を最後まで大切に着るということは、丁寧な生活に繋がっていくことになります。
お気に入りのニットがあったら、洗濯表示タグを確認して、末永くあなたのお気に入りのお洋服にしてあげてくださいね。