子供と一緒に参列する結婚式のマナーは、自分だけで参列する場合よりも、気を付けていかないといけません。
子供と一緒に参列する結婚式は、自分ひとりの参列ではなく「家族として」の参加になります。
参列者の中には、新郎新婦の親戚だけでなく、新郎新婦の友人たちもいる場合が多いでしょう。
そこで気になってくるのが、下記のことではないでしょうか。
・結婚式のマナーとして、何に注意しておくべきか
・結婚式に参列する子供服
・結婚式のNG
結婚式は、とてもおめでたいハレの日です。
その大切なイベントで、新郎新婦に迷惑をかけないように、子供と一緒にお祝いができたらうれしいですね。
そこで今回は、注意しておきたい結婚式のマナーと、子供の年齢に合わせた子供服の選び方や、知っておきたい結婚式のNGをご紹介します。
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親が注意しておきたい結婚式のマナー
子供と一緒に参列する両親が、注意しておきたい結婚式のマナーをご紹介します。
結婚式に子供と一緒に参列する場合、子供連れでない場合の参列に比べて、注意しておかないといけないポイントがいくつかあります。
子供の年齢によっても注意点は変わってきますが、まずは子供が乳児の場合からの注意点をご紹介していきますね。
子供が乳児(1~3歳)の場合の注意点「子供の泣き声・大きな声」
子供が乳児(1~3歳)くらいの場合の注意点として、子供の泣き声や大きな声に注意しておきましょう。
乳児の場合、その時の気分によって感情が変わってきます。
小さな子供に「静かにしていてね」と、言葉でお願いしても、聞き届けてくれることはありません。
もしも、子供がぐずって泣いたり・大声を出してしまいそうなときは、会場からすぐに連れ出しましょう。
結婚式の主役は、新郎新婦です。
子供が泣くのは仕方ないという考えは通じません。
子供が泣きだしそうな時や、大声を出しそうなときは、すぐに会場から連れ出し、式の雰囲気を壊さないように気をつけましょう。
子供が乳児(1~3歳)の場合の注意点「離乳食や食器を用意しておく」
結婚式では、子供用の料理が提供される場合が多いですが、子供の好みでないものが提供される場合もあります。
その場合、子供が機嫌を損ねて、用意された料理を食べてくれないことも考えられます。
機嫌が悪くなってしまった子供は、騒いだり泣いて大声を出してしまうこともありますよね。
子供は環境の変化に敏感です。
環境の変化を感じて、普段好んで食べる離乳食も食べてくれない可能性もあります。
そのためできる限り、普段、子供がよく食べる大好きな離乳食を用意しておくことも大切です。
そして、会場で用意されている子供用のカトラリーも、普段と違えば、使いづらいかもしれません。
荷物になりますが、普段から使っているカトラリーも一緒に持参しておきましょう。
食べこぼしてしまうこともあるので、エプロンも持参しましょう。
子供が乳児・幼児の場合の注意点「母親は動きやすい服装で」
連れていく子供が乳児や幼児の場合、子供が泣き出した時やぐずった時には、外に連れ出して相手をしなければなりません。
父親と交代で外に出られればいいのですが、母親がドレスアップしている場合、子供の動きについていけなくなる可能性もあります。
ですので、なるべく子供が乳児や幼稚園・保育園くらいの年齢の場合は、下記のような装いがおすすめです。
【授乳中の場合の母親の服装】
・前が開くワンピース
・汚れの目立たない色の服
【子供が乳児の場合の母親の服装】
・パンツスーツ
・かかとの低いパンプス
・汚れの目立たない色の服
子供が小さい場合、食べさせている時に、食べこぼすこともあるので、汚れてしまっても目立たない服装がおすすめです。
乳児の場合、後ろ開きのワンピースだと授乳するときに大変ですので、前開きのワンピースだと授乳も楽にできますよ。
結婚式に子供と一緒に参列する場合の注意点「欠席するかもしれない可能性を伝えておく」
子供の年齢に限らず、親として注意しておきたいマナーの一つです。
招待された時点で「子供の体調不良で欠席する可能性がある」ことを、新郎新婦に伝えておきましょう。
特に、子供の年齢が低い場合は、急な発熱や嘔吐で寝込んでしまう場合があります。
その場合、パパやママも子供が心配で結婚式の参列を見送るでしょう。
もしも、急に欠席する可能性があることを伝えていなければ、式の用意で慌ただしくなってしまいますよね。
ですが、前もって欠席する可能性があることを伝えていれば、式場もその時のことを予測して準備することができます。
「もしかして」と思うことがあれば、早めに新郎新婦に伝えておきましょう。
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結婚式の子供服はどんなものがいいの?
結婚式に参加する子供の服は、どんなものを選べばいいのか悩みますよね。
特に、子供の成長はとても速いので、成長するごとに用意する必要があります。
そこでこれから結婚式に参列する時に、どのような服装がいいのかをご紹介しますね。
結婚式のおすすめの子供服「制服」
子供が、幼稚園・保育園・小中高学校に通っている場合は、通っている園(学校)の制服で大丈夫です。
制服は、子供の「正装」にあたる装いなので、結婚式に参列する場合の服装として問題ありません。
ただし、気を付けないといけない点があります。
【制服で結婚式に参加する場合の注意点】
・制服はクリーニングにだして、きれいな状態で参列する
・シャツにアイロンをかけておく
・靴はローファーや革靴で(スニーカーは履かない)
制服と言えども、普段着ている状態で、そのまま着用するのはあまり好ましくありません。
結婚式は「華やかな式」ですから、清潔感が大切です。
ですので、ゲストも清潔感が求められていると言っても過言ではないのです。
普段、学校に制服とスニーカーで通っていても、結婚式は正式な場ですから、ローファーか革靴で参加しましょう。
結婚式のおすすめの子供服・女の子の場合「学校行事に出る時の服装」
結婚式におすすめの子供服として、制服の無い学校での「入学式や卒業式」に参加する時の服装を思い浮かべてください。
大人とおなじような、セミフォーマルな服装が想像できると思います。
ただこちらでも注意しておきたいポイントは「足元とアクセサリー」です。
【足元での注意点】
・靴は、黒色のストラップで止めるタイプの靴で、
・つま先が隠れるもの(サンダルやミュールはカジュアルすぎるので、結婚式には向きません)
・靴下はなるべくレースのついた白のソックスや、白のタイツ
上に着る服装の準備はしっかりできていても、足元の準備は忘れがちです。
しっかり用意しておきましょう。
【アクセサリーの注意点】
・ゴールド系のアクセサリーは控える
・パール(真珠)・リボンなどを用いたコサージュを利用する
華やかな式と言っても、華やかすぎるゴールドはなるべく控えた方が無難です。
身に着けるアクセサリーは、なるべくパールを使用したアクセサリーが好ましいですよ。
「清楚」をイメージして、アクセサリーをそろえるようにしましょう。
結婚式のおすすめの子供服・女の子の場合「ドレス」
制服・フォーマルなスーツタイプと同じように、ドレスタイプもおすすめです。
例として、ピアノの発表会に出る時の服装がわかりやすいと思います。
上記で紹介した「学校行事に着る服装」でも、発表会に出ることはできますが、ドレスだと華やかさがプラスされますよね。
アクセサリーも、コサージュやリボンだけでなく、ティアラを飾るととても華やかになりますよ。
ドレスの場合も注意点がありますので、ご紹介しておきますね。
【ドレスの場合の注意点】
・白(花嫁の色)のドレスはNG
・ボレロやカーディガンを用意する
結婚式の主役は「花嫁」ですから、主役がまとうドレスの色と被らないように、淡い色のついたドレスを選びましょう。
そして、ドレスを着用する際には、なるべく肩を出さないデザインが好ましいです。
もしも、子供が気に入ったドレスが、肩が出るようであれば「ボレロ」を着用して、肩を出さないように気をつけましょう。
ボレロやカーディガンは、寒さを感じた時にも着ることができるので、肩を出していないデザインの時でも、用意しておいた方がいいですよ。
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結婚式のおすすめの子供服・男の子の場合「スーツ」
男の子が結婚式に参列する場合は、スーツタイプの服装がベストです。
ジャケットとネクタイ、もしくは蝶ネクタイ、半ズボン・長ズボンどちらでも大丈夫です。
黒の靴下にローファータイプの靴を合わせたら、小さな「紳士」が出来上がりますよ。
結婚式で子供が乳児(1~3歳)の場合の服装は?
結婚式に参列する子供が、乳児の場合の服装はどんなものがいいのかご紹介します。
男の子・女の子ともに言えますが、乳児期はまだオムツを使っている子供が多いと思います。
もしくは、トイレトレーニングの最中かもしれません。
この場合は、ロンパースタイプのドレスがおすすめです。
トイレトレーニングの最中の場合は、結婚式に出席している間はオムツにしておいた方がいいでしょう。
静かな雰囲気の会場は、普段の生活の場と環境が全く異なりますから、布のパンツを履いていた場合、失敗する恐れがあります。
そのため、取り換えやすいロンパースタイプがおすすめです。
結婚式で子供服の例外「結婚式のお手伝いをする場合」
結婚式に招待された時、新郎新婦から「子供に、式のお手伝いをしてほしい」というお願いがある場合があります。
その場合は結婚式でもタブーとされている「新婦のドレスと同じ色のドレスを着用する」ことができる場合があります。
前提として、新婦と相談して同意をもらった場合のみですが。
主なお手伝いの内容は下記のようになります。
【新婦と同じ色のドレスを着用していい場合】
・フラワーガール…結婚式のバージンロードで花びらをまく
・リングガール(ボーイ)…結婚式で交換する指輪(リング)を運ぶ
・ベールガール…新婦が入場する時、ベールを持ってお手伝いする
上記のお手伝いを頼まれた場合、新婦と相談をしてドレスの色を合わせることもあります。
新婦と同じ色でなくても、チャペルの装飾の色にドレスを合わせてもいいですね。
ヘアアクセサリーも、花をあしらったデザインのものにしてみたりと、結婚式の会場の雰囲気に合わせても可愛いですよ。
結婚式のマナーとして注意しておきたいNGポイント
結婚式のマナーとして、注意しておきたいNGポイントをご紹介します。
結婚式の規模によって、多少許容範囲は違うかもしれません。
ですが、新郎新婦の親戚も参列される可能性があるので、カジュアルな式でもNGポイントは避けておきましょう。
結婚式のマナーとしての注意点「コスプレ・キャラクター物は着ない」
結婚式は華やかな式ですが、コスプレの衣装はNGです。
小さい子供が、コスプレ衣装を着ている姿は、とても可愛らしいですが、結婚式の中心は新郎新婦です。
コスプレの衣装やキャラクター物を着るときは、家族や仲の良い仲間と騒ぐ時に着るようにしましょう。
結婚式のマナーとしての注意点「毛皮・皮(レザー)の衣装は着ない」
特に、規模の大きい結婚式や、新郎新婦の親戚(お年寄り)が参列する場合、毛皮・皮(レザー)の衣装やアイテムの使用は控えましょう。
毛皮は、動物の毛を利用して作られることが多いので、結婚式の衣装やアイテムとして持ち込んだ場合、毛が落ちて料理に入ってしまう可能性があります。
そして、皮(レザー)も動物を連想させるアイテムですので、華やかな結婚式には向きません。
仲間内の小さな結婚式ならば、と思うかもしれませんが、二人の新たな門出を祝う式で、あまり良くないイメージを連想させるアイテムは使用しないようにしましょう。
結婚式のマナーとしての注意点「カジュアルになりすぎない」
仲間内の小さな結婚式で、普段着で気軽に参列してくださいと言われることもありますよね。
ですが、この場合でもジーンズやTシャツの普段着での参加はやめておいた方がいいでしょう。
「親しき中にも礼儀あり」という言葉もありますし、新婦にとっては「気軽に」と言えども結婚式です。
あまりカジュアルすぎる服装では、礼儀を欠くことになってしまいますので、注意しておきましょう。
結婚式マナー・子供服の注意点|まとめ
今回は、注意しておきたい結婚式のマナーと、子供の年齢に合わせた子供服の選び方や、知っておきたい結婚式のNGをご紹介しました。
子供連れでの結婚式の参列は、お祝いしたい気持ちだけでなく、周囲の人たちへの配慮が必要です。
結婚式にはそれなりのマナーがありますから、それを踏まえた上で、結婚式に参加する用意をしていきましょう。