冬になると、何枚も重ね着をするため静電気や毛玉が気になると思います。
特に、毛玉は気が付けばできているパターンが多いので、お出かけをするとき、子供に着せている時に気が付くということも多いのではないでしょうか。
せっかく、お気に入りのおしゃれなお洋服を着ていても「毛玉」ができていると、見栄えが悪いですよね。
着ている子供は、全く気にしないかもしれませんが、親の方は、毛玉だらけでかっこ悪い・恥ずかしいと感じてしまうかもしれません。
そこで今回は、毛玉ができる理由やお手入れ方法と、毛玉ができにくい服(素材)やできやすい服(素材)をご紹介します。
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毛玉ができる理由
大人の服もそうですが、子供服は特に毛玉ができやすいですよね。
毛玉は、気が付けば服にできていることが多いので、いつできたの?と驚く人は多いでしょう。
毛玉ができる理由「摩擦(こすれ)」
毛玉ができている洋服を見ると、布がこすれやすい脇や股下の部分に多くできていますよね。
子供服の場合は、特に白のタイツを履いた後に毛玉ができやすいという印象があります。
これは、布同士がこすれ合うために繊維が丸まって玉になる=毛玉ということになるのです。
毛玉ができる理由「素材」
毛玉ができるもう一つの理由として、服の素材も挙げられます。
子供服だけでなく大人の服もですが、最近は様々な素材を使った洋服が販売されていますよね。
大きく分ければ、天然素材と化学繊維です。
天然素材は、自然にあるものを材料に作られた布製品のことを指しています。
そして化学繊維は、石油やプラスチックを原料にして作られた繊維のことです。
天然素材や化学繊維は、それぞれのメリットやデメリットを補い合うように、混ぜ合わされて使用されていることもあります。
- 化学繊維の洋服は、普段のお手入れが楽だけど、毛玉ができやすい。
- 天然素材の洋服は、普段のお手入れが自宅でできない場合もある。でも毛玉ができにくい。
上記のように、それぞれ一長一短があります。
毛玉のできやすい・できにくい素材に関しては、改めてご紹介しますが、毛玉ができやすいから購入するのを控えましょうということではありません。
ただ、毛玉ができやすい素材だから毛玉の処理は忘れずに、おしゃれを楽しんでほしいなと思います。
毛玉ができたら?お手入れ方法!
毛玉ができてしまうことは仕方がありません。
そこで、毛玉ができてしまった時のお手入れ方法をご紹介します。
毛玉ができてしまった時のお手入れ方法「毛玉取り器」
メジャーでオーソドックスですが、一番のおすすめのお手入れ方法です。
毛玉取り器が無い場合のお手入れ方法もご紹介しますが、一番早く布を傷めないお手入れ方法は、毛玉取り器を使って毛玉を取り除くことです。
毛玉取り器で、服にできた毛玉をゾリゾリ刈っている時は、なんだか爽快感を感じることもあるのですよ。
毛玉取り器を使い終わるときは、ちょっと残念な気持ちになってしまったりすることもあるのです。
楽しくお手入れをしたいと思う人におすすめです(^^)
毛玉取り器は、100均ショップでも取り扱いがありますので、まずは気軽に試してみてくださいね。
製品にもよりますが、電池式や充電式といろいろなタイプがあります。
私の、おすすめは充電式です。
理由は、電池の用意をしなくてもいいからです(^^;
皆さんも、自分が使いやすい製品を選んでくださいね。
毛玉ができてしまった時のお手入れ方法「カミソリで取る」
毛玉取り器が無い場合のお手入れ方法です。
毛玉取り器に比べれば、毛玉を取るのに時間がかかりますし、何よりも服の生地に穴をあけてしまう可能性があります。
そして、子供が近くに来ることもあるので、ケガの心配もあります。
ただ、全く取れないということは無いので、毛玉取り器が無い場合の応急処置として知っておけばいいかもしれません。
毛玉ができてしまった時のお手入れ方法「手で取る」
出来てしまった毛玉は手でも取れますが、はっきり言って一番おすすめしない方法です。
その理由は下記のようになります。
【手で毛玉を取ることをおすすめしない理由】
- 時間がかかる
- 引っ張るので生地を傷めてしまう
取る毛玉の量にもよりますが、毛玉の数が少ない場合はおすすめですが、毛玉が大量にある場合、本当に時間がかかりますからおすすめしません。
そして、毛玉を取るために引っ張られた生地は、薄くなり破れやすくなります。
洋服の生地のことも含めて考えると、おすすめではないけれど、毛玉の数がまだ少ない場合は、手で取った方が早いかもしれません。
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毛玉ができやすい・できにくい服はあるの?
毛玉ができやすい、もしくはできにくい服って実はあるのです。
できやすい・できにくい服(素材)を紹介しますが、できやすいから購入しない方がいいよ。と言っているわけではないので、ご了承くださいね。
かわいい子供服を見つけたけれど、毛玉ができやすい素材だからとガッカリせず、ついでに毛玉取り器も用意しようかなと、前向きに考えてくださればうれしいです。
毛玉ができやすい服は?
毛玉ができやすい服は、主に化学繊維で作られているお洋服です。
化学繊維とは、石油などを原料にして人工的に作られた繊維のことになります。
化学繊維の種類を簡単に紹介しますね。
【化学繊維の種類】
- ナイロン
- ポリエステル
- アクリル
- ナイロン
- レーヨンなど
上記以外にも、化学繊維を材料にしている服はたくさんありますよね。
最近は、通気性や保温性などに優れている衣類も多いです。
化学繊維は、求める機能によってつくられているという部分が多いので、とても着やすく扱いやすいことが特徴でもあります。
ですが反面、毛玉ができやすい・静電気が起きやすいというデメリットもあります。
そして、化学繊維ではありませんが、天然素材の一つである「ウール」も実は、毛玉ができやすい素材です。(化学繊維ほどではないですが)
ウールの素材は「羊毛」です。
ウールには、毛が長く温かさを保てるという特徴があります。
特徴の一つでもある「毛が長い」という点で、毛玉ができやすいということに繋がっているのですよ。
ですが「毛玉ができやすいと言っても、他の天然素材に比べれば」ということですから、ウールも毛玉ができやすいから購入を控えた方がいい。ということではありません。
ただ、毛玉のできやすい化学繊維の洋服と同じように、毛玉ができているかのチェックをしておいた方がいいというだけのことです。
毛玉ができにくい服は?
毛玉ができにくい服もご紹介しておきますね。
毛玉ができにくい服は、天然素材でできた洋服です。
天然素材と言えば下記の種類がありますね。
【天然素材の種類】
- 綿
- シルク(絹)
- 麻
- ウール(羊毛)
- アンゴラ
- カシミア
上記の素材は、天然素材としてメジャーですね。
ですが、子供服の観点から考えると、一番身近な素材は「綿」ではないでしょうか。
大人の服を考えれば、麻やシルクも視野に入れてもいいのですが、あくまでも子供服として今回は紹介しますね。
綿素材は、赤ちゃん時代から「肌着」としても使用しているので、とても身近ですよね。
その肌着を見れば、あまり毛玉ができていないと思いませんか。
他にも、綿でできた「Tシャツ」もあまり毛玉ができていませんよね。
このように、天然素材には「毛玉ができにくい」という大きなメリットがあるのですよ。
そして「ウール(羊毛)」は、天然素材の中でも毛玉ができやすいと紹介しましたが、ウールはとても柔らかい素材なので、毛玉はできやすいですが、毛玉が取れやすいという特徴もあります。
ですので、ウールは毛玉ができやすいからと言って、控えるのではなく、毛玉ができているかもという点を忘れないで、お手入れをしていけば長く着ることができますよ。
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毛玉のできにくい服(素材)でも注意しておくこと
毛玉ができにくい素材の服でも、購入するときに注意しておいてほしいことをご紹介します。
天然素材で作られた洋服(子供服)は、毛玉ができにくいと紹介しました。
ですが、全ての洋服(子供服)が、天然素材or化学繊維オンリーで作られているわけではありません。
購入するときに注意しておくポイントは、素材が混合されているかです。
洋服(子供服)を購入する時、洗濯表示を確認されると思いますが、そのタグと一緒に「素材」も表記してあると思います。
その素材タグも注意して見ておいてください。
タグを見ると「ウール100%」や「アクリル100%」・「アクリル40%・コットン20%・ウール10%…」と様々な表記がされています。
ここでの注目ポイントは、天然素材と化学繊維が混ざっているかどうかです。
天然素材と化学繊維が組み合わせられて作られている洋服は、結構あります。
そして、なぜか素材が混合されている洋服(子供服)も毛玉ができやすい傾向なのです。
ですので、購入するときには、洗濯表示だけでなく、素材の表示も見ておいてくださいね。
毛玉をできにくくする方法は?
毛玉の処理はちょっと手間、でも生地の摩擦がある限り毛玉はできてしまう、これは仕方のないことです。
ですが、ちょっと手間がかかりますが、毛玉ができにくくする方法もあるのですよ。
毛玉をできにくくする方法「手洗いをする」
とても手間がかかりますが、毛玉のついてほしくない衣類を手洗いで洗うことです。
洋服を着用することで、布同士の摩擦が起こり毛玉ができますが、洗濯機の中でこすれ合うことでも毛玉ができるのです。
着用時に「毛玉ができるから、こすれないように動け」なんて言えませんが、手洗いをすることでこすれ合うことを少なくすることができます。
冬物のセーターやジャンパーなど、洗濯機では洗えないけれど、手洗い可能なアウターがありますよね。
そのアウターと同じように、手洗いで「押し洗い」をすれば、毛玉はできにくいです。
ただし、手洗いと言っても「ごしごし洗い」は、生地を傷めてしまいますし、こすることで毛玉を作ってしまいますから注意が必要です。
毛玉をできにくくする方法「ネットに入れて洗濯する」
手洗いで洗濯すると毛玉ができにくくなりますが、毎日手洗いをするのは大変ですよね。
そこで、ネットに入れて洗濯することで、毛玉をできにくくするという方法もあります。
最近では、100均ショップでも「洗濯ネット」が様々なサイズで販売されていますので、なるべく大きめのネットを購入すれば、ネットを買い揃える必要も無くなります。
それぞれの洗濯機の機種によっても違いますが、ネットに入れて「おしゃれ着洗いや手洗いコース」で洗えば、衣類にも優しく洗えますよ。
毛玉をできにくくする方法「衣類を裏返して洗濯する」
これは、色柄物のお洋服での洗濯でもとても有効なのですが、毛玉ができてほしくない衣類を、洗濯する前に裏返しにして洗濯するだけでも、毛玉の発生が少なくなりますよ。
洗濯機での洗濯は、布同士をこすり合わせるようにして汚れを落としていきますので、洗濯機での洗濯は毛玉ができやすいのです。
ですが、表面を裏側にして洗濯すると、表面がこすり合わさることが無いので、表面に毛玉ができにくくなります。
そして色柄物の洋服を裏返して洗濯すると、色が抜けるのを防ぐこともできますよ。
たたむときに、裏返さないといけない手間はありますが、何かを購入しなくても取り掛かれるので、あまり物を増やしたくない人におすすめです。
子供服の毛玉のお手入れ方法|まとめ
今回は、毛玉ができる理由やお手入れ方法と、毛玉ができにくい服(素材)やできやすい服(素材)をご紹介しました。
子ども自身は全く気にしないかもしれないけれど、大人から見ればとっても気になる「毛玉」の印象は、あまり良くないかもしれません。
外出中でこどものコートを脱がせた時に、毛玉の存在に気が付くこともあります。
そうなれば、親は毛玉が気になり、せっかくのお出かけも楽しめないかもしれません。
ですが、毛玉のできやすい素材を知れば、その服を着る前に毛玉に気が付くこともできるかもしれませんよね。
最初のうちは、毛玉のお手入れも面倒に感じるかもしれませんが、毛玉取り器を使って感じる爽快感を知れば、やみつきになるかもしれませんよ。
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